脳卒中〜家庭でできるリハビリ〜





寝返りの方法

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寝ているときに寝返りを頻繁に打つ人がいますが、実は私たち人間は、眠っているときに頻繁に寝返りを打つことによって、床ずれの予防ケアをしていることになります。
床ずれとは、医学的に言えば、褥瘡(じょくそう)であり、寝たきりの高齢者によくみられる現象で、皮膚の損傷が激しく、かゆみや強い痛みをともなうことがあります。

脳疾患による片麻痺が残る人は、これまでと同じように寝返りをしているつもりでいても、麻痺側の体が思うように動かせないというハンディがあるため、寝返りを打つことが困難になり、床ずれの予防ケアを心がける必要が出てきます。
そのためには、健側の手と足を効率よく動かして予防することです。

片麻痺が残る人の寝返りの方法として、麻痺側の手と足は、健側の手と足を上手に使い、寝返る方向に移動します。とくに、半側空間無視がある人や麻痺の程度が重度で感覚障害が残っている人は、注意が必要です。

片麻痺が残る人の寝返りの方法について、下記のような手順で行う習慣をつけておくと良いでしょう。
健側の足を麻痺が残る側の脚の下に入れて、健側の手で麻痺側の手首を持ち、寝返りをする方向に顔を向けて、健側の手で足先の方向に引っ張るようにして、麻痺側の手を旋回します。

麻痺側の脚の下に健側の脚を入れたままの状態を保ちながら、膝を軽く曲げて体を丸めようとすることで、肩と腕が自然に浮いてきますので、頭・腰・脚の順番に沿って、体を旋回して横向きになると良いでしょう。

注意点として、このときに麻痺した側の手が置いてきぼりになってしまうと、肩の痛みの原因となります。麻痺した方の脚が置いてきぼりになると、寝返り自体ができなくなりますので、気をつけましょう。

ベッドの柵の部分につかまることで、寝返りを自然に打ちやすくなります。
肩に亜脱臼がある場合、麻痺したほうの体が下の横向きの姿勢になると、肩の痛みの原因となります。健側が下の横向きからになるようにして、行うと良いでしょう。

寝返りについて介助をするポイントは、手・脚・体を連動して動かすことにあります。
体が麻痺している人にとっては、麻痺側の体と手、足など、体全体のつながりが乏しいといった状態なので、手・脚・体の連動に着目して介助を行うことは、極めて重要です。

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