脳卒中〜家庭でできるリハビリ〜





脳卒中とうつについて

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脳卒中にかかったあとに、うつ状態にかかることも珍しいことではありません。
脳卒中を発症した人が、鬱状態になる確率は、全体の25〜79%と言われていますので、比較的高い発生率とみて良いでしょう。

脳卒中を発症した人にみられるうつ状態には、大きく2つに分類すると、脳卒中後うつ病と潜在性脳梗塞をともなううつ病に分けられます。
脳卒中後うつ病 (post-stroke depression) は、脳卒中を発症してから6ヶ月〜2年以内にうつ症状が出る傾向が強く、発症から3年以降には減少してきますが、10年以後には、再び症状が再発するといった傾向があります。

これに対して、潜在性脳梗塞をともなううつ病 (MRIーdefined vascular depression) は、とくに脳卒中の既往がなく、MRIで血管病変がみられるうつ症状のことを指します。
初老期や老年期に発症したうつ病には、潜在性脳梗塞による原因であることが多いとされています。

血管障害の危険因子がない例と比較すると、言語の流暢性や物品呼称の障害、動作がてきぱきとできなくなり、動くことがおっくうに感じられるといった精神運動制止、罪業感に乏しくなり、病識の欠如が目立つといった特徴があります。

うつ症状について、細かくみると、なにか行動を起こすといったやる気がなくなり、意欲が低下することがあります。
物事に対する関心が薄れてしまい、気が重くなり、悲しみや不安、気分の沈みなど、劣等感や絶望感を感じることがあります。
このような抑うつ状態について、問診や顔の表情から判断することが可能です。

うつ状態になると、悲観的な思考が強くなり、罪責感や劣等感など、自己に対する評価が低下して、ひどくなると妄想状態になり、自殺を考えることもあります。
うつ状態になると、身体状態に変化がみられることもあります。
聴力障害や視覚障害・頭痛・疲労感・呼吸困難感・排泄障害などの症状が出ることもあります。

生活態度を見ると、言葉数が少なくなり、小声になることもあり、涙を浮かべたり、活気がなくなることがあります。

うつ状態になると、仮性痴呆の症状がみられることもあります。
記憶障害や注意三万、失禁といった認知症状が出ますが、これらの症状が断続的に続くのではなく、アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症などの真性痴呆の人と比較すると、持続する時間が比較的短いといった特徴があります。

このようなうつ病について、早めに発見して対策をとる必要があります。
うつ症状には、薬物療法で改善されるケースも多く、専門医の診察と治療を受けることで、早めに改善される可能性も十分にあります。

うつ症状が出ている患者に対して、頑張れという言葉をかけて励ますことは、かえって逆効果になり、本人ができないということについて、くやしさやみじめさが余計に強くなるので、言葉のかけ方には十分注意が必要です。

うつ症状が出ている人に対して、判断を求めることよりも、良い方向に導いてあげられるように受動的な訓練を積極的に取り入れたり、心身ともに休息させてあげることなど、周囲の温かい配慮が必要になります。

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