脳卒中〜家庭でできるリハビリ〜





装具の種類と特徴

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装具の種類と特徴について、詳しくご紹介していきたいと思います。
脳卒中を発症したことが原因で、下肢に麻痺が残る場合があります。
また、下肢の麻痺による影響で、筋力が弱くなったり、筋肉が緊張する場合に、専用の装具を身体に装着することにより、筋肉の緊張や足の麻痺といった特有の症状自体を軽減することは難しいですが、歩行や立位に関するリハビリがスムーズにできるようになります。

装具の種類については、後程また詳しくご紹介しますが、どのような装具を選び、装着するのか、脳卒中発症からどの程度経過しているのか、身体の麻痺症状の程度、関節の角度や下肢の筋力、筋肉の緊張度などによって、さまざまな違いが出てくることと思います。

装具は、単に身に付けていれば良い効果が発揮されるというものではなく、身体の状態や付け方などにより、装具を利用することによって、どの程度の効果が得られるかについては、人それぞれ格差が生じてきます。
装具は、正しいつけ方をすることが大切であり、正しく装着していなければ、良い効果は期待されません。
装着するときは、ひざを軽く曲げてから、踵 (かかと) の部分が装具にぴったりとフィットしているかどうか、まず最初に確認しておく必要があります。装具に合っていることを確認した後に、ベルトを止めておきます。

とくに、筋肉が緊張して、装具が装着しにくい場合は、最初に軽いストレッチをしてから、まずは筋肉の緊張をほぐしてやわらかくしておくと良いでしょう。
注意しなければならない場合は、装具を付けていても、感覚神経が麻痺している場合に、装具の付け方が悪い場合や、窮屈で締め付けられている場合など、痛みを感じることがないので、気づかないうちに傷ができたり、赤く腫れたりすることがあります。
これを防ぐためには、装着するときには、十分注意して、確認しながら付けることです。

また、足のサイズに合わない装具を使用している場合や、ベルトがしっかり止まっていない場合には、歩行時や立位などでケガをする可能性もありますので、十分に配慮しなければなりません。
装具について選び方から修理、修正などについて、理学療法士や専門医、装具技師などにまずは相談しておくと良いでしょう。

装具でよく使用される物について、大きく3種類に分けると、長下肢装具・短下肢装具・軟性装具に区分されます。

長下肢装具は、麻痺の症状が重い人に使用される装具で、立位のときに膝おれがあり、ひとりでは歩行ができない人、自力では膝を伸ばすことができない人などに向いています。
長下肢装具のメリットを装着することについて、メリットをあげると、パッドやストラップによる矯正が、他の装具と比較してしやすいことです。
デメリットをあげると、高齢者にとっては使いにくい場合があります。
また、長下肢装具は、外観があまり良くありません。錆びやすくて、耐久性の面について、改善される必要があると思います。
さらに、実用性に乏しいといったデメリットもあります。

短下肢装具には、金属支柱付短下肢装具とプラスチック短下肢装具の2種類があります。
金属支柱付短下肢装具は、麻痺症状が重い人に適しています。
さらに、内反尖足、ひざの力が弱くて足首を動かすことが困難な人、筋肉の緊張が高い人に適しています。
金属支柱付短下肢装具のメリットは、長下肢装具と同様に、パッドやストラップによる矯正がしやすいことです。
デメリットをあげると、健側の靴を用意する必要があり、外観が悪くて錆びやすいということでしょう。

プラスチック短下肢装具は、内反尖足やつま先が引きずる人、そして麻痺症状が比較的軽症の人に適していますね。
プラスチック短下肢装具のメリットは、症状の程度などにより、これまではいていた靴と同じ靴がはけること、そして、家の中での装着が可能であるということです。
デメリットは、通気性と耐久性が悪く、筋肉の緊張が高い人には、適していません。

軟性装具は、麻痺症状が比較的軽い人に適しており、つま先がときどき床にひっかかることはあっても、歩行はある程度できて安定している人に向いています。
軟性装具のメリットをあげると、装着感が良くて、簡単に付けられること、外観があまり目立たないことです。
デメリットは、筋肉の緊張が高い人や、麻痺が重い人には適していないこと、矯正力について、他の装具と比較するとやや弱いことがあげられます。
装具を選ぶときは、それぞれの特徴や向き不向き、メリットやデメリットを理解した上で、その人の身体のサイズや状態に合うものを慎重に選びましょう。

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