脳卒中〜家庭でできるリハビリ〜





脳卒中後の肩の痛みと肩手症候群について

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脳卒中を発症して、手や足に片麻痺の症状が出ると、麻痺した側の肩に痛みを感じることがあります。この痛みは、40〜70%といった痛みの合併頻度とかなり高く、リハビリをしている人でも、肩の痛みにより、本来のリハビリの目標に追いつきにくくなります。また、リハビリテーションブログラムの進行を遅らせる要因にもなりますので、肩の痛みが感じられるようになったら、注意が必要です。

麻痺した側の肩の痛みは、麻痺性の亜脱臼によるものや、腱鞘炎、肩手症候群、廃用から引き起こされる方の拘縮といった原因が考えられます。肩手症候群になった場合、症状が長期化することがあり、なかなか治りにくくなります。
肩の痛みを感じるようになったら、日常生活の動作にも支障が出てきますので、まずは主治医に相談して、きちんとしたリハビリテーションのプログラムを組んでもらい、適切なケアを受けられるようにしましょう。

肩手症候群は、麻痺による局所の栄養障害と血管運動障害が原因で引き起こされる症状で、皮膚に症状が出たり、関節拘縮、骨・筋の委縮、腫脹、強い痛みなどの症状をともなうことがあります。肩手症候群の効果的な治療法がまだ確立されていないのが現状で、根気よくリハビリを行い、患者の症状の度合いにより、薬物療法や神経ブロック注射が行われることもあります。

肩手症候群の原因として、関節の加齢による変化や重度の麻痺、長期間の安静などが原因とされる場合もあります。また、過度な訓練や肢位の異常が原因で、片手症候群になることもあります。

片手症候群の臨床経過について、第1期から第3期まで3つの段階に分けると、第1期は肩に痛みが走り、刺激過敏や手部の腫脹、運動制限により発症すると、約3か月間は症状が継続します。

第2期は、疼痛が悪化して、さらに関節拘縮の悪化、骨・筋委縮が3〜6か月間は持続して、の段階で適切な治療やリハビリが行われていない場合、第3期に以降しやすくなります。
第3期になると、皮膚・筋の委縮が起こり、不可逆性の拘縮になり、廃用肢となりますので、早めの治療が必要とされます。

肩手症候群は、かかってからケアするよりも、肩を痛めることがないように、予防ケアに努めるのが最善策となります。感覚障害や意識障害、半側空間無視などの症状が出ている場合は、患者本人では自己管理が難しいため、介護者がふだんから十分に注意する必要があります。
肩手症候群の症状が出ている場合、まずはその病態について、専門家に診断と評価を受ける必要があります。必要とされる治療やリハビリを受けて、早い時期に適切な対応をとることが大切です。肩手症候群にかかった場合、リハビリテーションプログラムとして、温熱療法(ホットパック)や、低周波療法、マッサージ、良肢位保持、等尺性の筋力の強化、愛護的関節可動域訓練、渦流俗などが必要となります。

肩の痛みを我慢して過度に動かすなど、無理な運動は、かえって症状を悪化させる原因になります。根気強くリハビリを行い、平均6か月程度で、肩の痛みの症状が軽減されたケースも多く、あせらないで気持ちを前向きに持つことが大切です。
第2期から第3期への症状の進行を食い止められるように、リハビリテーションを行う目的や方法について、正しく理解を深めておく必要があります。

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